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むいっと遠出を


ハレソマって可愛いですよねハレソマ。
可愛いですよね!(2回言った

昨日、ちょっくらチャリで街まで行ってきました。ざっと1時間ほど。
何かに乗って長距離移動すんのって好きなんです。体力バカだしなぁさづき。
高校ん時の行きも40分チャリだった。帰りは30分でしたが。往復で時間が違うのは高校目前に坂があったのでそれの差です。

とまぁそれはさておき、一人楽しくチャリんコかッとばして来たんですが、何か焼けたぽいです。
昨日暑かったですもんねー…いや、全国的にかどうか知らないんですが。

あと、帰りも、ものっそとばしてぎりぎり5時に間に合っ、わなかったけど、はがねんほとんど観れました。
次回予告、あぁー。次ニーナの話来るかー。ぐすー。

さて、ハレソマハレソマ言ってるけどなんも関係ないSSをいっこ。

2期最終回のあたり。専門用語が使えない。



「エクシア、敵機を撃破、敵陣完全沈黙、しました…!」
「やったですぅ!」

フェルトが安堵と、嬉しさを滲ませて現状を報告した。反対側ではミレイナが諸手を挙げて歓喜する。
スメラギもラッセも、ほっと息を吐き、前面のモニターに明るい表情を向けている。

周りの様子を見ながら、ビリー・カタギリは終わった、と思った。
勝った、でもなく、負けた、でもなく、ただ終わったのだ、と。
元々感情や思想のすれ違いから、アロウズに入ったとはいえ、言ってしまえば世界がどう、ということはカタギリにとってあまり重要なことではなかった。
ツインドライブシステムの放ったGN粒子によりスメラギと対話を果たした事で、抱いていた憎しみを消すことができたのだから、イノベイターの事というのは今はもうあまり大切なことだとは思わなかった。
自分のしてきたことは、ソレスタルビーイングを壊滅させるためのアロウズのMSの開発ではあったが、今となってはもうそれも過ぎた事。もちろん過去は消せないが。

カタギリがいろいろと考えを巡らせている間に、フェルトとミレイナの現状伝達を受けてスメラギが次の行動を指示する。

「じゃあ早急に、刹那とエクシア、ロックオンとデュナメス、アレルヤとアリオス、ティエリアを帰還させます。早くみんな休ませないと」
「位置確認します」
「お願いね、フェルト。それからミレイナ、マイスター収容後に連合兵とカタロンの部隊、アロウズそれぞれの人命救助に移るわ、あなたはそっちの捜索を」
「りょーかいです!」
「スメラギさん、位置確認完了しました、モニターに出します」

ブリッジの前面モニターにマイスターの位置がそれぞれ表示される。青と緑、そして橙の点滅。
スメラギの後ろに立ちながら、命の光だ、と柄にもない事をカタギリは考えた。

「よし、エクシアの位置が一番近いな、そこから向かおう。ティエリアはヴェーダんトコだろ?」
「その筈です」
「ラッセ、移動をお願い。私はカティに通信を入れるわ」
「了解!」

そこまで言って、スメラギは後ろを振り向く。モニターを眺めていたカタギリに視線を投げる。
気づいて、カタギリはスメラギに目線を合わせた。

「終わったわ…全て」
「ああ、そうだね、クジョウ」
「今の、聞いていたでしょう?」
「うん、全く君らしいと思うよ。敵兵も関係なく救助するんだね」
「マイスターを無事に戻せてからだけど。…助けられる命は、もう無くしたくないもの」

ぽつり、とスメラギは言った。
それを聞いて、フェルトが独り言のように終わったよ、と言った。終わったよ、クリス、リヒティ、モレノ先生、…ロックオン。
オペレーター席で少し俯いたフェルトの呟く名前を、カタギリはもちろん知らない。だが分かる。
ああ、大切な人の名前だ、と。

「カティとカタロンにも連絡して、人命救助に当たるつもりなんだけど、」

フェルトを少し見遣って、スメラギが続ける。

「あなたをこの艦から降ろしてあげられるのはその後になるかもしれないわ」
「ああ、構わないよ。今出ていけと言われるんじゃないんだから」
「そんな事、言わないに決まってるでしょ」

軽く笑ってカタギリが言えば、スメラギも笑って返す。
終わった、と思った事で、憑き物が落ちたかのように心が軽くなっている、とカタギリは感じていた。
席の前面へと振り返り、スメラギは通信回線を開こうとする。
その後姿を見て、カタギリは、あ、と声を出した。

「何?」

どうかしたの、とスメラギが振り返る。
何でもない、と言うようにカタギリは首を左右に振った。

「ちょっとね、ここから降りる前に…」
「降りる前に?何?」
「…えぇと、写真を、君と撮りたいと思って」
「写真?」
「そう」

憎しみでいっぱいになった感情のままに、過去の写真は破いてしまった。
今度は、きちんと分かり合えたのだから、その証として。

「良いかな?」
「ええ、もちろん」

スメラギが笑ったところで、ミレイナがお得意の言葉を投げかける。

「お二人はー、恋人同士だったんですかぁ?」

オペレーター席からひょこりと後ろを振り返って言うミレイナの言葉は、かつてカタギリがそうであれば、そうなりたい、と望んだもの。
だが今は。

「ちょっとミレイナ、あなたこんな状況でもそんなこと言うの?」
「だーって終わって安心しましたです!だから気になった事は聞いておかなきゃです!」

フェルトとラッセが溜息を吐くのを聞きながら、カタギリは言った。

「違うよ」
「ビリー…」
「え、なぁんだーです。違うですか」
「うん、違う。彼女と僕は、大切な友人同士だ。…だよね、クジョウ?」

そう、これで良いのだ。カタギリは思う。
すれ違いもしたけれど、分かり合えた。理解し合えた。それで、充分。これ以上、良い関係なんて、あるだろうか。

「…そうね」

スメラギがやさしい表情で応える。

「そう、大切な、大事な友人ね」

愛情とは違うが、何よりも良い関係で、これ以上望むことはない。
これで充分だと。そしてきっとこの関係を続けていけると、そう思う。




スメラギさん、傷心(多分まだこの時は)のカティ大佐にさっさか連絡してください。と自分でツッコむ。
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