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« ちょっと眼に痛い色に… | せいんと »

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ひゃー

先日!3000ヒット超えてました!!うそぉぉぉマジでかァァァ!
ありがとうございます!!
最近ろくに更新できてないサイトでホント申し訳ありません…
こんな辺境サイトに足を運んで…いや、手を?まぁ良いや、頂いて、本当にありがとうございます。
感謝!
現在脳内に置き溜めてるプロットが勝手に進みだしたのでそろそろ打ち起こそうと思います。腐らんうちに…

こんなずるずる具合ではありますが、だぶるおーに対する愛っていうか妄想の類を遺憾なくダダ漏れさせていこうとは思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします!

こんなずるずる具合、の一例として。
感想ページがやっとこ更新されました。
おまえぇぇぇぇ遅いわァァァァ!!
はがねんの2話観たぞ!2話めにして大佐がろくおんじゃなくちゃんと大佐に聞こえ出してちょっと淋しかったのはどこのどいつだ!!俺です。
あんまりに今更なので更新履歴に書きたくない衝動に駆られたんですが、更新なんだしこっそりせずにちゃんとしておこうということで。履歴下げるためにも早く他の更新しようそーしよう。

さて、お礼も兼ねて?ちょっとSS投下します。前にメモったものを消化しようという目論見です。
ものは映画に関する妄想。ちょっと痛い話かもしれないんで、それでも良ければどうぞ。 ちょっと内容について先に…
ニールがイノベになって出てきたら良いょ!という完全なる妄想の産物です。の、パターン1。
ニールにニール及びロックオンとしての記憶はないパターンです。
ソレビに保存されてた、か、サーシェスを拾った時に回収したDNAサンプルとかからリボ様がこっそりニールをイノベとして作ってて、イノベのトップになってる、みたいな。
あと、ハムが出ます。もう一度刹那と闘うべきだと思うからです。





「失礼する」

その部屋はもともとの明かりはほとんどなく、モニターばかりが数多く部屋中に存在していた。
外からの採光が無くとも周りが窺い知れるのはモニターの光が溢れているからだ。
その薄暗い、青白い光ばかりが光源となっている部屋には、中心のソファにゆったりと座る男がいた。
一言声を掛けて無遠慮に入ったグラハムを、その部屋に座する人物は背を向けたまま悪いね、と迎え入れた。

「君が、私を呼びつけた者か」
「おー、悪いね、わざわざ来てもらって。えー、と、ミスター・ブシドー?」
「…その呼び名は久し振りだな」

ぐ、と首を反らして両肘を掛けていたソファの背に栗色の頭も置いた人物がにや、と笑って言う。
軍を離れて以来、呼ばれてもいなかった呼び名。それを何故、この人物は。

「私に用、とは」
「あぁ、旧連邦の独立治安維持部隊にいたんだろ?アロウズの資料、閲覧さしてもらった。ライセンス持ちだったそうじゃねぇの」

ひらひらと片手を振りながら、さも簡単な事のように。
呼び名を知られていた事に関しての謎は解けたが、私にはまた別の疑問が浮かぶ。

「アロウズの資料など、とっくに廃棄されたものではなかったか?新連邦がアロウズの解体を、」
「んーなモン、大した問題じゃねぇよ」
「…何?」
「アロウズは結局リボンズが…イノベイターが作ったんだぜ?それにイノベイドがいたんだ、資料なんぞ擬似ヴェーダだろうがデータベース漁れば山ほど出てくらぁ」

頭を起こし、仰け反った体勢が痛かったのだろうか、首をさすりながら簡単に言ってのけた。
先の大戦で、脅威は完全になくなったかのように新連邦は発表した。
これで、支配されることもなく、人類が共に歩む道を模索してゆこう、と。

ところがどうだ、イノベイターはまだここに存在している。
新連邦が慎重を期して処理した筈の情報をいとも簡単に、嘲笑うかのように扱う者が。
人類というのは、迂闊なものらしい、と思う。それには勿論、私も含め。

「…それで」
「ん?」
「私を呼びつけたという理由は」
「あぁ…」

ぐ、と彼が伸びをする。そして再び、ソファに頭を預け、私に視線を寄越した。
その瞳は、右だけが不思議な、奇怪な色に輝いている。この暗がりでも見えるような、金に近い、色。
私が最後に戦った、あの青年の瞳のような。否、それよりも不穏な光を持って。

「ユニオン時代もアロウズでも、アンタはガンダムを追ってんだろ?それは今でもかなーと思ってさ」
「……」
「そんなら、俺に協力してみねぇかと思って」

また、にぃ、と笑う。
ただ表情を変える、というものではない。彼は、おそらく愉しんで笑っているのだ。

「私に、再びイノベイターの傀儡になれと言うか」
「べっつに、そーじゃねぇよ。それが良いんならそーすっけどさ、俺自身はそこまで考えてねぇもん」
「そこまで、とは?」
「イオリア計画の体現者」

知らず、私は眉を寄せていた。
イオリア・シュヘンベルグ。
その名は、ガンダムが世界に現れた頃からずっと付きまとう影のようなもの。ガンダムによる、そしてイノベイターによる世界の破壊と再生を謳う計画の発案者。
長く囁かれ続けるその名、だがしかし、私の前にいる彼は、それとは関係なく存在していると?

「考えていない、とはどういうことだ」
「仕方ねぇよ、俺は繋ぎだもん。計画の体現者でも、真のイノベイターでも、リボンズの後継者やら後釜ですらない訳」
「どういう意味だ」
「俺はね、不完全なのさ。俺を作ったのはリボンズらしいけど、その素は人間のDNAなんだっつーんだから。死細胞から中途で作って、しかもそれは人間ってモンに凝り固まってた。だからイノベイドにもなり切れてない」

言いながら、彼は肩を軽くすくめながら両手をくるり、くるりと回した。
まるで、円を描くように。

「イオリア計画の礎を再構築し直すのが俺の役目。やるとこまでやったら、あとはリボンズが他に用意してるイノベイドの起きる時間、で、俺はお役御免って訳」
「…それは…」
「簡単で良いよな?だから俺は、リボンズの計画からずれねぇようにしながら、思いっきり遊んでやろうと思うんだけど」

ふと、彼が立ち上がる。ソファの向こうから、こちらに向かって真正面に。

「アンタも人生楽しめよ、って事で、俺の計画に巻き込んでやろうかと。楽しそうだろ?ガンダムなんて、あのおもっしろそーなデカい玩具と遊ぶのは」

子供のように、満面の笑みで。その皮の下に、破壊と狂気に満ちた感情を、今にも溢れさせそうになりながら。
あまりに愉しそうに笑う彼を、私は何とも言えない気持ちで眺めるしかなかった。




そしてハムはソレビの敵側になってせっさんと再々戦!ニールはきっと刹那とライルが助けて、壊れた精神も救ってくれるよ!
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